札幌出身・札幌在住で劇団ソライロ(旭川)で活動する隅田健太郎さんが、旭川の劇団仲間と一緒に劇場専用の小劇場をつくる計画を立てています。場所は旭川銀座商店街の銀座センタービル地下1階(旭川市3条通15丁目左1)を予定。客席は60名程度で、音響や照明機材なども常設します。

「旭川銀座小劇場シアターロビン」代表の隅田さんの経歴
中学時代に札幌で演劇を始める。
大学時代に過去にチームナックスが所属していた北海学園大学の演劇研究会に所属。
2016年、就職で旭川に転勤となり、大学生時代に出演した劇団fireworks(札幌)が「旭川豆芝居3」に出演する際、客演として出演。
同年、「旭川豆芝居」で演劇集団T☆S Project代表の島野さんと知り合い客演として出演。
島野さんの紹介で北海道ヒーロードリームの朝倉さん(旭川のご当地ヒーロー龍神リョウガ)と知り合いヒーローショーに関わることに(現在もヒーローショーに出演)。
2017年、「旭川豆芝居4」出演時に、総合演出の斎藤順子さんと仲良くなり、劇団ソライロを立ち上げる。
2017年6月に劇団ソライロ第一回公演(動員約100名)
2017年10月に第二回公演(動員約150名)
2018年4月第三回公演(動員約200名)
その後、札幌へ転勤が決まり、第三回で一度活動休止へ。
2023年、旭川で短編演劇祭が開催。劇団ソライロにオファーがあり、約5年ぶりに当時の劇団ソライロのメンバーほぼ全員で演劇祭へ出演。

劇団ソライロのメンバー 「旭川銀座小劇場シアターロビン」を立ち上げるのは右から二番目の隅田さん
小劇場を立ち上げようと思ったきっかけ
旭川で活動していた時に出会った小劇場「練庵」がなくなり、自分で公演を打ちたくてもちょうどいい劇場がなく、色々と決めあぐねていたそう。旭川には大きいホールがほとんどで、自分が集客できる能力と劇場のキャパシティーが見合っていないと感じていたこともあり、自分自身の劇団に見合った劇場を作ることを考えるようになった。
「劇団ソライロのメンバーとずっと作品を作りたいという想いが強くなりました。短編演劇祭が終わったあとも、どうにかして旭川で公演が打てないかと色々模索していました。」と隅田さんは話します。
そんな中、劇団でお世話になった斎藤さんや、公演の感想やアドバイスを頂いた中村先生に「劇場を作りたい」と相談したところ、テナント探しや詳しい方に繋いでもらうなど、たくさんの尽力のお陰で劇場オープンに至りました。
「旭川で劇団を持って継続した活動は1年しか行ってなかった僕ですが、その時の縁で今回の劇場を作ることが進められました。豆芝居の縁、練庵の縁、劇団の縁、どれか1つ欠けても叶わなかったと思います。これから作る劇場はそういった縁を作っていく場所となれば良いなと思います。」と隅田さんは話します。

「旭川銀座小劇場シアターロビン」の改造後イメージ平面図
隅田さんがみる札幌と旭川の劇団事情
札幌市運営の演劇イベント「演劇シーズン」や「北八劇場」など市のサポートで、演劇市場が大きくなっている印象とのこと。旭川との違いは劇団の規模や市場に見合った公演ができる劇場があるかないかと感じるそうで、関わっている人の演劇への真摯な向き合い方や、制作方法などは札幌と変わらず、違いは環境だと感じると隅田さんは見ています。
また、旭川は高校の演劇部も多く、氷点華という学校の垣根を超えて1つの作品をつくる企画も、高校生が100名ほど参加しているが、大学になると教育大学の演劇集団ダイキャスしかなく、演劇を続けられる劇団やお金のない学生が気軽に借りれる小屋がない印象です。
そのような事情からも、この劇場が「演劇を続けたいけど機会がない!」という方の受け皿になり、演劇活動及び観劇人口を増える場所になればと隅田さんは考えています。
どんな人に利用してほしいか?その人に向けてのメッセージ
「札幌と旭川の単純な人口比率からしても、旭川の観劇人口は多いように感じる」と隅田さんは話します。
「過去の公演時には劇団ソライロを全く知らない人が何人も見に来て下さったので、潜在的な演劇へ興味ある人も結構いるのではないかと想像します。そんな方々も気軽に見に来て、演劇を好きになってくれる人が増えたらいいな」と話します。
また、現在継続的には活動していないが、活動したいという方々も気軽に公演を行えるよう、劇場を稽古場として貸出し、そのままその場所で公演が打てるよう場所としての提供や、ただの貸し劇場ではなく、劇場が主体となって劇団が公演を打つサポートをすることで、集客や金銭面などで劇場と劇団がwinwinの関係になれるような公演や創作活動をしたいと考えています。それによって、旭川だけでなく札幌や他の都市在住劇団の方も公演を打つ手助けになりたいと考えているとのこと。「ソフトがあれば、ハードはこちらで用意します!」というスタンスで、旭川でたくさん良い作品が生まれる場所となればいいなと思ってます。
隅田さんは「やりたい気持ちはあるけど何か障壁があって出来ないという気持ちは嫌と言うほど感じてきたので、そういった方々の為の劇場になりたい。」と話します。

劇場に関して気になる方へ。代表の隅田さんへの連絡先はこちら
メールアドレス sorairo.ticket@gmail.com
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